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icon ケイデンス 24 Oct 2008

左太腿裏(ハムストリングスというらしい)の筋肉痛がなかなか治りません。八割方痛みが収まると朝練に行ってしまい、また悪化する。という繰り返しなので当然なのですが、痛みがおさまる周期は少しずつ短くなっていると思います。二、三週間くらい安静にしていれば良いのですが、元来怠け者なので、せっかくの習慣をサボり始めてしまいそうな気がして踏み切れません。

自転車系の web などでよく目にする「ケイデンス」という単語、文脈からなんとなく想像していた通り、一分間でのペダル回転数(rpm)のことでした。右ペダルで 1、左ペダルで 2 と数えるのではなく、片方のペダルでの回転数を指すそうです。「効率的なペダリング」によると、「なるべく一定の出力で走りましょう。一定の出力,回転数で走ること効率がよく疲労が少ない走り方です」「膝を傷めないために,疲労をためないために軽いギヤで回転数を上げてクルクルと足を回すペダリングを心がけましょう」ということです。運動効果等を考慮すると 90rpm 程度が良いようです。

自分のシンプルなサイクルコンピュータにはケイデンス計測機能がありませんのでギア比から計算します。自転車を前後左右から眺めてギアの歯数を調べてみたところ、

となっていました。タイヤは一般的な 700x23c なので円周 2,096mm、外径 668mm となります。これらの数値を元に「多段走行速度 計算器」で計算してみます。

自宅を出発してから一周 5km の周回コースに向かうまで 40/17(前/後)のギアを使用し、28km/h から 30km/h くらいの速度で走ります。ケイデンスを計算してみると 95rpm から 100rpm となりました。
周回コースに到着し、そのままのギアで走り続けます。やがて上り区間になり、ギアを 40/19、40/21 と変えていきます。速度は 20km/h 以下まで落ちた後、23km/h くらいまで戻ります。ケイデンスを計算してみると 80rpm から 95rpm となります。
一旦下った後に再び緩やかな上りとなります。40/21 のギアで 28km/h くらいまで速度が上がったところで上り区間が終了します。ケイデンスも 115rpm まで上がります。

下り区間の直前で、ペダルの回転を止めないよう注意しつつ慎重にトルクを抜き、クランクスプロケットを操作します(これが不器用で、よくチェーンが外れてしまう)。50/21 から 50/19、50/17 とギアを変え、一瞬 45km/h 前後まで上がった速度は 35km/h くらいで落ち着きます。この時のケイデンスが 95rpm くらい。

平坦部になり、ギアも 40/17 に戻します。弱い向かい風に抵抗しつつ 26km/h から 30km/h くらいの間で走り、ケイデンスは 90rpm から 100rpm。周回コース合流地点を通過し、上り区間までひたすら漕ぎ続けます。通常はこのコースを 9 周回ります。ラップ計測をしたことはありませんが、この程度の距離では 1 周目も 9 周目も速度的にはさほど変わらないようです。信号での停止回数による平均速度への影響の方がかなり大きいと思われます。信号で停止する度に小休憩をしているようなものなので、あまり疲労が蓄積されないのでしょう。

ということで、筋肉痛による「軽めでクルクル強化月間中」とはいえ結果的にはまずまずの数値となりました。しかしどうも信じられません。こんな自分を軽快に追い抜いていく方々は、もう本当に楽しそうにクルクルとペダルを回していて、比べて自分の未熟さに肩を落とすばかりだからです。どこかの数値が間違っているかもしれません、一分間に 90 回以上もペダルを回すなんて、かなり大変なのではないかと思うのです。

上記のような走り方で一周約 13 分、平均的な信号待ちの時間を差し引いても 11 分半くらいになります。Google 先生に質問してみたところ、このコースで練習している方々は 8 分前後(!)で回っているようなので三、四周で再び抜かされてしまうのも当然ですね。

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